心臓弁膜症の日記ブログ

2022年心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症)と診断されてからの病気の経過や治療についてを綴ります。自分の記録として、また、だれかのお役に立てればと思い、記録を残すことにしました。

一般病棟~退院

一般病棟(後半):2023年10月初め

一般病棟の後半の時期は、どんどん回復して元気になっていく時期です。この頃から、手術前にはあった呼吸するときの息苦しさが全くないことを意識できるようになりました。ただ、傷や胸骨が痛むので、思いっきり深呼吸したりはできていませんでした。

術後6日目でこの日は日曜日。なぜか朝6時過ぎに先生が病室に顔を出しました。きのう肺の水を抜いたから様子を見に来てくれたのでしょうか。なんだかんだいって、先生は毎日一瞬ですが(ほぼ「どうですか」「はい!大丈夫です!」のみ)、病室をのぞいてくださっていました。

日曜日なのでリハビリも検査もないため、自主リハビリで病棟内を歩きました。また、体を拭いて着替えをし、なんとこれまで術後からずっとおむつをしていたのですが、尿の管も取れていますし、自分の持ってきた下着に換えました。まだ傷口のこともあり、パジャマは汚れる可能性もあるため、病院のものを借りて着ていました。そして、1週間ぶりにシャンプーをしてもらいました。男性看護師だったからか、少々雑な洗い方でしたが、充分にさっぱりしました!

看護師の回診時に聴診してもらった際には、肺の音はきれいだとのことでしたが、午後に少し咳と淡い痰が出ました。術後はずっと微熱(37度過ぎぐらい)が続いています。夜はやはり睡眠導入剤をもらい、ぐっすり寝ました。

術後7日目、月曜日の朝食後に、先生が傷のカバーとまだ傷口に付いている機器を外しに一人でやって来ました。一人?!看護師を伴って来るのが面倒くさいみたいです。(;^_^A 

自分でも初めて傷を目にしました。あぁ、痛そう…。でも、これでシャワーOKとなりました。

リハビリは午前中、リハビリ室の自転車漕ぎ10分。窓の外の田園風景を見ながら、そして、理学療法士の方とおしゃべりしながら楽しくできました。午後は、術前にした体力テストを再テスト。結果は術前と同じまで戻っているので退院に向けて考えていくとのことでした。

術後初のシャワー!1週間ぶり!傷を洗うのは怖かったですが、本当に気持ちよく、さっぱりしました。食事もこの日から普通食となり、ごはんがいきなり180gになり、残してしまいました。

夜にベッドに座っているとき、一瞬めまいがしましたが、すぐに収まりました。特に、だれにも報告はしませんでした。退院後にも1度だけめまいがしましたが、それもすぐに収まりました。

術後8日目は朝一で血液検査があり、その後、心エコー検査、レントゲン検査がありました。退院に向けての検査になります。その後、検査結果は問題がないので、先生からはいつ退院してもいいとのお話をいただきました。にわかに退院準備に入っていきます。退院日は翌々日(術後10日目)と決まりました。

リハビリは、階段昇降3階分。かなり息切れしましたが、心電図を確認しながら行っているので問題なしとのことでした。腕を上下するストレッチなどを習いました。

この日、やっと微熱から平熱になりました。夕方には浴槽に入っての入浴も。やっと自分の持ってきたパジャマに着替えました。また、傷がむき出しになっており、こわいし、痛いので、ガーゼをふんわり付けてもらいました。

特記事項としては、術後視野に少々異変があります。もともと飛蚊症などもありますが、小さな光が時おり視界をよぎることがあります。

術後9日目のリハビリは午前中に自転車漕ぎ15分(本当は20分の予定だったが無理だったので短縮)、手作業、握力検査(両手共に25前後)、午後は歩行テスト6分間(300m以上ならOK。わたしは427m。健康な人は500m強ぐらいとのこと。)

夕方に最後のシャワー。

きのうから今日にかけて、いろいろな人が退院に向けて説明にやってきました。看護師の方が退院に向けての説明、退院後の外来リハビリについて理学療法士の方のお話、薬剤師の方が薬の説明、栄養士の方が食事管理についての説明(これは希望しました)など。その中で、疑問点などをいろいろ確認しました。

また、血圧手帖を渡されて数日前から自分で管理し、退院後も血圧、体重の管理をするように指示されました。

退院!:2023年10月上旬

術後10日目にして、いよいよ退院となりました。13時に先生から退院に向けての説明があり、その後退院です。午前中は何もすることがなく手持無沙汰。あちこちに連絡メッセージなどを送ったりしていました。看護師の回診時に傷の写真を撮影しました。

先生のお話は夫と2人で聞きました。もともとそれほど丁寧に説明してくれる先生ではないのですが、ほぼ書類上の確認だけであっという間に終わりそうだったので、退院後の注意点や、今後起こりうる事態について確認しました。また、心エコー検査の動画画像で逆流がなくなっていること、レントゲン画像で弁輪リングと胸骨のワイヤーを確認しました。(エコー画像では、逆流を表していた赤と青が混ざった部分がなくなり、赤、青にきれいに分離していたので、本当に治ったんだなと実感できました。もっとゆっくり観たかった~。)

気をつけることとしては、血圧管理。心臓の弁膜が弱っちい(先生談)ので血圧の上昇は避けること。110~120ぐらいを維持する。疲れをためないようにすること。適度な運動やストレッチをすること。弁輪リングや骨を固定しているワイヤーが入っているが、CT検査などで支障が出ることはないとのこと。

今後一定期間に起こりうる異常事態としては、発熱だそうです。細菌などの感染症によるものを想定しているようです。そして、とにかく具合が悪くなったら、わたしが入院していた心臓外科病棟に電話するように言われました。

その後、会計をして、晴れて退院となりました!

先生はもちろん、看護師の方々、リハビリの理学療法士の方々、ほかにもいろいろお世話になった方々、どうもありがとうございました。これからも、サポートしていただきつつ、社会復帰に向けてがんばりたいと思います。

薬について

退院数日前からの薬については分かるので書いておきます。最初の3つがメインの薬ですね。服薬は血圧など安定させるために行っているが、今後ずっと服用する可能性もあるとのこと。

朝食後:ラシックス錠20mg(血圧の下げる、利尿作用、むくみを取る)、アミオダロン塩酸塩速崩錠100mg(脈を整える)、ワーファリン錠1mg(血を固まりにくくする、今後3か月程度服用)、ファモチジンOD錠20mg(胃薬)

適宜、とんぷくなど:ブロチゾラムOD錠0.25mg「テバ」(睡眠導入剤)、カロナール錠500(鎮痛剤)、マグミット錠330mg(便を柔らかくする)

体重について

術後、直後は6,7キロ一気に増えたみたいで、前述したように顔がパンパンだったそうですが、日に日に減少し、退院時には入院の数か月前の体重まで戻りました。(入院前数か月は体調が悪化してきて3,4キロ体重が増加していました。)ですから、今は、入院前より体重が減り、顔もすっきり足首も細くなりました。(足は筋力が落ちているせいかもですが…)

次回は、入院に持って行った物たちについて、書いてみようと思います。