心臓弁膜症の日記ブログ

2022年心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症)と診断されてからの病気の経過や治療についてを綴ります。自分の記録として、また、だれかのお役に立てればと思い、記録を残すことにしました。

術後50日のようす

退院後約5,6週間のようす:2023年11月初旬・中旬

術後約50日、退院後6週間が経ちました。前回の投稿から3,4回目の外来診察がありました。4回目に血液検査をしましたが、特に問題はないようでした。12月初旬までメインの処方薬は変化なし(ワーファリン・胃薬)。その他の薬は、睡眠導入剤はもらわず、漢方の胃薬だけもらいました。3,4回ともにリハビリもあり、肩甲骨のマッサージや自転車漕ぎ(20分)、椅子スクワットなどをしました。

この期間は、前半は眠れずに低調で、後半は眠れるようになりリハビリの散歩も1日6000歩ぐらい歩けるようになりました。家事などは、敷布団の上げ下ろしや重い荷物を持つ以外は、風呂そうじなどもできるようになりました。また、10月末にインフルエンザの予防接種を受けました。

眠れない問題

前回の診察以降、先生のアドバイス通り枕元に睡眠導入剤を置いて寝るようにしました。初めのころは眠れない日もありましたが、1週間ぐらいすると睡眠導入剤なしでも眠れるようになってきました。寝る前にストレッチや軽い筋トレ、瞑想など薬に頼らずに睡眠に効果がありそうなことをなんとなく試みていました。敷布団の下に座布団を入れて上半身を上げていたのですが、今は何も入れず平らな布団で寝られるようになりました。寝返りする時以外は寝ているときの痛みがほとんどなくなってきて、夜眠れることの安心感や、翌朝のだるさがなくなったことは精神的にもかなり違います。

傷の痛みについて

傷の痛みは弱くなってきてはいるものの、まだあります。傷上部の周りが特に痛むのですが、先生によると、体の中もかなり縫ってあり、糸は1年ぐらいかけて溶けるが、そこが炎症を起こしている可能性もあるとのこと。まあ、気にする必要はないようです。また、胸骨の一番上の部分「胸骨柄」のあたりが少し出っ張っていて、腕のストレッチなどをやりすぎると鎖骨とのつなぎ目あたりが痛むことがあります。このことは診察で話しそびれてしまいましたが、骨自体は問題なく、くっ付いてきているとのことでした。

診察で気づいたこと

診察の前に看護師の問診やバイタルチェックを受けるのですが、その看護師さんにも、先生にもリハビリの理学療法士さんにも、もうすでに病人、病後の扱いをほとんど受けません。弁膜症の患者としては”若い”ので、子どもと言ってもおかしくない歳の理学療法士の方にも「若いから」とよく言われます。(;^_^A ”若い”から回復が早いのかな~。

3回目の診察の時に、術後初めて自分で運転して通院したのですが、先生にそのことを伝えると「当たり前だ」と一蹴!もう何でもしていい、しちゃいけないことは何もないと諭されました。(;^_^A あはは。でも、それでだいぶ元気になれました。単細胞ですね。何をどこまでして大丈夫かは自分で加減を判断するようにとのことでした。(例えば、重い物を持つ場合でも、3キロ以下など数値で判断というより、持ってみて大丈夫そうかどうかを自分で感じて判断する、など。)

周りに同じ病気、状態の人がいないと比較することができないため、自分の体の状況を客観的に見ることができません。少しの体の変化が心配のタネになったりします。先生や看護師さんたちは同じ病気の患者をいつも診ているので、わたしの状況が問題なく、むしろ普通より順調に回復しているということが分かると思います。自分の状況を客観視、相対視する意味でも、術後しばらくは定期的に診察があるのは助かりますね。

次回の診察は2週間後です。

体重の増加

体重は、術前はむくみで2,3キロ増えていました。術後に減り、退院時が一番減っていたのですが、その後順調に!増加しています。退院時と比べて2キロ近く増えてしまいました!人生最大。(=_=) 心臓が正常な状態になり血流がよくなったことで栄養の吸収率も上がったために、術後に太る人がけっこういるそうです。この時期に増加率が高いようだと、今後もどんどん増える可能性が高いので気をつけるように注意されました。食べ物を制限するというより、散歩、筋トレなどをするようにとのことでした。最近は毎日6000歩ぐらい歩いていますが、これは最低ラインとのこと。( ;∀;) そんなにたくさん食べてないんですけどね…。

リハビリの理学療法士の方からは、椅子スクワット10回をこまめにするようにしたり、体重減少を目指すなら1日8000歩ぐらいは必要とのお話でした。現在の体重はBMIなどもぎりぎり適正範囲内なので、これ以上は太らないようにしたほうがよさそうです。てか、増やしたくないし、できれば痩せたい!

余談ですが、血流がよくなったからか、肌や髪の毛の調子がよいように思います。髪については美容師さんにも言われました。

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運転もできるようになったので、今後は少しずつ生活範囲を広げていこうかと思っています。ですが、インフルエンザとコロナが心配なので、人と長時間接することにまだ抵抗があります。そのため、長く続けてきたボランティア活動にもまだ復帰していません。12月ぐらいからかなと考えています。仕事は年明けからぼちぼち始まる予定です。

メインの仕事は来春からなので、人生におけるこの長い長いバケーション?の間に、普段なかなか読めなかった本を読んだり、日常に追われてできていなかったことなどをしたり、新しい語学を始めてみたりしようかなと思っています。(←こんなこと考えるようになったのも、体調的に余裕が出てきた証でしょうかね。)と言っても、ろくに何もしないうちに、けっこうあっという間に終わっちゃうのかな~。今年も残り少なくなってきましたね。