心臓弁膜症の日記ブログ

2022年心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症)と診断されてからの病気の経過や治療についてを綴ります。自分の記録として、また、だれかのお役に立てればと思い、記録を残すことにしました。

療養、卒業?

今回は、なんだかキリがついた感じなので、いったんまとめてみようかと思います。

最後の術後診察?:2023年12月中旬

先週末に退院後6回目の外来診察に行ってきました。リハビリ最後の日ですが、結局、術後の診察もひとまず最後となりました。次回の診察は2月中旬で、エコー検査と診察になります。もう半年ごとでもいいと言われたのですが、わたしが「えっ?!」と不安そうな顔をしたので2月になった感あり。ワーファリンも1月上旬までの飲み切り終了ですし、診察でもリハビリでも更に相手にされなくなりました。(;^_^A 理学療法士の方にも骨はもうくっ付いているので、ヨガなどをしても大丈夫とお墨付きをいただきました。また、先日、車の長距離運転(3時間ぐらい)も術後初めてしましたが、特に支障も不安もありませんでした。

というわけで、卒業です!何を??? いや、術後を、療養を、あるいは弁膜症という病気を卒業したと言えそうです。一区切りですね。術後、約2か月半。

これからは、弁膜症になる以前よりは心臓に関するリスクが増えたかもしれないけれど(歳を取った分だれでもいろいろなリスクは増えるわけで、加齢のリスクと言えないこともないですし)、以前よりは少し体調に気をつかいながら、普段通りの生活に戻りたいと思います。まだメインの仕事復帰まではしばらくあるのですが。

病院のこと

病院について考えたことを書いておこうと思います。わたしがかかった病院は総合病院ではなく、心臓と脳に特化した専門病院です。どちらかというと脳がメインで心臓血管外科の医師は1名しかいません。(手術は外から助っ人医師?が来る)

現実的なこととして手術を考え始めたとき、総合病院にしたほうがいいのか、このまま専門病院にするべきか悩みました。(セカンドオピニオンや病院の相談窓口への相談について悩んだ話は以前にも書きました。)

病院の相談窓口に相談 - 心臓弁膜症の日記ブログ

結局、最初にかかった専門病院でお願いしたわけですが、今回の歯の問題が出たときに、総合病院だったら、患者であるわたしを媒介することなく心臓外科と口腔外科間でわたしの情報が伝達され、いろいろなことがスムーズに運んだでしょうし、わたしも安心できたと思います。ネット情報でも、総合病院だと手術の際などに心臓以外の問題が発生した際に迅速に他の科に診てもらうことができるという利点が挙げられていました。

それでもよかったこととして、わたしのかかった専門病院は総合病院ほど大きくはないので、医師のほか、自分に関わってくれた看護師や理学療法士のみなさんとの関係性が比較的近いように感じました。

先日の卒業診察?では、こんなことがありました。その日はここ何回か担当してくださった看護師の方ではない方が診察前問診をしてくださったのですが、診察後のリハビリ中に、前回まで担当してくださった看護師の方がわざわざわたしに会いに来て、あいさつをしてくださいました。その日が卒業診察だったため、もうあまり会うことがないからだったのだと思います。わたしはその方のお名前も覚えておらず、申し訳なかったのですが、とてもうれしく、温かい気持ちになることができました。患者が思っているより、ずっとひとりひとりの患者のことを考えていてくださるのだなあとありがたく、感心しました。

このようなことは以前に腸の手術をした総合病院ではなかったなあと感じました。総合病院、専門病院、どちらにもメリット、デメリットがあるので、病院選びは難しいですね。

病気の原因のこと

自分でも気になってしまうことの1つに弁膜症の原因があります。結局、どうして弁膜症になったのかは分かりません。多くの癌も原因は不明だという記事を以前に読んだことがあります。以前の腸の病気も原因は全く不明でした。まあ、病気の多くは突然のもらい交通事故みたいなものなのでしょう。

とはいえ、精神的なストレスはよくなかったかなと感じています。ここ数年公私ともにストレスを感じることが続いていました。これからは精神的なストレスがあまりかからないような環境作り、気の持ち方を意識したいと思っています。(自分ではどうにもならないこともあるわけですが。)ケセラセラと何事もあまり思いつめずに生きてゆけたらいいな!

病気のこと

心臓の手術と聞くと恐ろしいですが、一般的に弁膜症は特殊な病気でも手術でもないため、万が一の確率は低いほうだと思います。それでも、やはり以前の腸の手術のときとは、気持ちがだいぶ異なりました。入院前には、部屋をある程度片付け、仕事関連の大量の本を託す友人についてや、万が一のときに連絡する人たちの連絡先一覧などを夫に分かるようにしておきました。そして、遺言書も書きました。でも、それもよい機会だったかもしれません。このような終活は、この年齢になれば健康であってもそろそろ準備しておいたほうがいいでしょうし。

まあ、それにしても、弁膜症になったことは、やはり人生にとって、いろいろなことを考えるきっかけとなった、大きな出来事であったと思います。病気にならないに越したことはありませんが、今回の経験が何かしら自分にとって肥やしになったのではとする考え方もできるかなと思います。また、弁膜症のおかげで、すてきな方たちとの新たな出会いもありました。同じ病気を経験した方とお話できたことで本当に救われました。(ありがとうございます( ;∀;) 自分の中に新たな世界が広がったと言えるかもしれません!

以上、まとめでした。

このブログに辿りついて読んでくださったみなさんやみなさんの大切な人が、心穏やかな毎日を過ごすことができますように。

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区切りはつきましたが、今後もぼちぼち更新したいと思います。